-北海道新幹線、札樽トンネル(富丘)進捗状況-
・工事名
北海道新幹線 札樽トンネル富丘工区
・発注者
独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備 北海道新幹線建設局
・工事概要
工期
平成30年5月23日~令和10年1月17日
場所
札幌市手稲区本町地内
請負者
飛島・梅林・松谷・高橋 特定建設工事共同企業体
契約金額:18,354,320,000(JV全体)
主要工事数量
NATMトンネル掘削:L=5,400m(本坑4,500m、斜坑900m)、覆工:L=4,480m、インバートコンクリート:L=4,500m
ずり処理工:V=357,340㎥
・現場進捗状況(R6.11.30現在)
斜坑掘削
TD=900m/900m 残り0m(完了)
【起点側(小樽側)】
本坑掘削
TD=1,590.4m/2,900m(残り1,309.6m)
インバートコンクリート
TD= 783.5m/2,900m(残り2,116.5m)
覆工コンクリート
TD=67.5m/2,900m (残り2,832.5m)
【終点側(札幌側)】
本坑掘削
TD=1,289.0m/1,600m(残り311.0m)
インバートコンクリート
TD= 522.5m/1,600m(残り1.077.5m)
覆工コンクリート
TD=108.0m/1,600m (残り1,492.0m)
全体進捗率 60.11%
・現 況
【起点側(小樽側)】
・本坑掘削は、90m/月程度の月進で順調に進んでいる。
・切羽の地質はハイアロクラスタで、支保パターンはⅡNL(1.2m/サイクル、無普請=鋼製支保工無し、吹付けコンクリートとロックボルトで支保)にて施工中。切羽からの湧水はほとんど無い。
・インバート工は、累計で66回(L=783.5m)の打設を完了した。
・覆工コンクリートは10/2に初打設を行い、累計6BL(L=67.5m)の打設を完了した。
【終点側(札幌側)】
・本坑掘削は、民家直下(土被り60m)を通過中であり、発破中の振動対策として電子雷管を使用した制御発破を継続している。
・振動騒音対策として、22時以降の発破は行っていない為、月進は50m/月程度まで低下している。
・切羽の地質は泥岩主体であるが、凝灰角礫岩が天端から貫入し層境が切羽面に連続して出現し、スレーキングも確認されていることから札樽自動車道への影響範囲において「Isパターン」への変更を予定している。
・現状の支保パターンはINー1(1.0m/サイクル)にて施工中。切羽からの湧水は滲み出し程度。
・高速道路(札樽道)直下へはR07.01頃、シールド工区接続部への到達はR07.04頃の到達を予定。
・インバート工は、累計で45回(L=522.5m)の打設を完了した。
・覆工コンクリートは10/22に初打設を行い、累計9BL(L=108.0m)の打設を完了した。
【その他】
・ずり処理工は、起点側、終点側ともに対策土として手稲山口へ残土運搬を行っている。
・シールド工区との接続部施工方法については、機構側に計画を提出済み。11月末のトンネル委員会で最終確認の予定。
-北海道新幹線、立岩トンネル(豊津)進捗状況-
・工事名
北海道新幹線 立岩トンネル豊津工区
・発注者
独立行政法人 鉄道建設・独立運輸施設整備 北海道新幹線開発局
・工事概要
工期
平成30年4月25日~令和7年9月1日
工事場所
山越郡長万部町地内
請負者
飛島・梅林・高橋 特定建設工事共同企業体
契約金額:10,108,360,000(JV全体)
主要工事数量
NATMトンネル掘削:L=2,055m、覆工:L=2,055m、インバートコンクリート:L=2,055m、ずり処理工:V=166,730㎥
・現場進捗状況(R6.11.30現在)
本坑掘削
TD=2,055m/2,055m(残り0,0m)
インバートコンクリート
TD=2,055m/2,055m(残り0,0m)
覆工コンクリート
TD=1,908.0m/2,055m(残り147.0m)
全体進捗率 92.8%
・現況
・本坑掘削とインバートコンクリート工は完了。
・覆工コンクリートは、10/27に隣接工区(ルコツ工区:奥村JV)境までの打設を完了。その後、覆工用セントルを坑口側へと移動し、坑口側220m区間の施工に着手。坑口部100mはインバートクラック対策完了後の施工となる為、12月中旬に一時中断となる。
・TDS区間の器材坑、本体覆工は12月中旬に完了し、年内は全線の器材坑ダクト壁の施工を行う予定。
・覆工コンクリート(L=1,700m)の竣工下検査を11/11に受験し、指摘箇所の補修を12/11から開始予定。補修を完了した区間から路盤鉄筋コンクリートの施工を開始
・R07.05から、坑口部100m区間の防水シートと覆工コンクリート成功を再開し、トンネル工の完了はR07.07末を目指している。